専門商社筋
   8月渡しの食用動物油脂商談
 不需要期で15カ月連続据置く
     
   専門商社筋は29日、国内の大手加工油脂メーカー向け2017年9月渡し「食用動物油脂」(豚脂・牛脂)商談が、豚脂・牛脂共に前回8月渡しの平均決着価格と同値据置きで決着した事を明らかにした。
 昨年の6月渡し商談で豚脂のみ2015年8月以来、11カ月振りにキロ当たり5円の値下げで決着していたが、当月は豚脂・牛脂共に昨年6月以来、15カ月連続での据置き決着となった。
 また、9月渡しの牛脂については、2015年の8月以来26カ月連続で、2年以上に亘って据置き決着した事になる。
 今回の据置き決着で、国内の食用動物油脂価格は、豚脂がキロ当たり88円で、牛脂が同93円で流 する事になる。
 国内の食用動物油脂の需給環境は、7〜9月期が油脂業界全体の不需要期と云う事もあって荷動きが低迷している。食用動物油脂の需給については「豚脂は例年並みに推移しているものの、牛脂の荷動きがカレー向けや、マクドナルドの揚物などで低迷しており、重い展開となっている」(専門商社動物油脂販売責任者)として、豚脂に比べ牛脂の荷動きが低迷している事を示唆した。
 今後の見通しについては「10月になると飼料用動物油脂商談も行われ、10〜12月渡しの原料がタイトな事から、YGが値上げと云う事になれば、食用動物油脂にも影響を与えてくる」としている。
 
 



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