17年輸入通関
   7月ゴマ輸入1万908トン(前年比26%減)
   単価15万2758円で28%急騰
 相場上昇で累計も7.5%の減少
   
  財務省関税局は8月30日に2017年7月分の輸入 関実績を公表した。
 このうち本年7月分の「ゴマ」(食品用、搾油用含む)の輸入 は、各国合計で1万908トンと、2カ月連続で1万トンの大台を突破したものの、前年同月の1万4651トンに比べ、数 で3743トン、比率で25・5%の大幅な減少となった。
 本年の原料ゴマの輸入経緯は、搾油用ミックスゴマの価格下落から、1月が0・2%の微増、2月が53・8%の大幅な増加、3月も1・1%の微増と3カ月連続で前年実績を上回っていた。
 西アフリカの輸出混乱の問題から4月は15・3%の減少、5月も49・6%減と2カ月連続での大幅な減少となっていた。前6月は3カ月振りに前年実績を17・3%上回ったものの、当月は相場の上昇から1カ月で前年割れとなった。
 5月と当月の大幅減少から1~7月の輸入累計は、8万2364トンと、前年同期を6672トン(7・5%)下回って推移している。
 7月のアフリカ産の搾油用ミックスゴマを主体にした輸入 は、6,371トンで全体に占めるシェアは58・4%と、前年同月の81・7%から23・3ポイント低下した。前月に比べても20・8ポイント低下している。
 本年7月のゴマの輸入金額は、各国合計で16億6,627万9,000円と、CIFベースでのトン当たり輸入単価は15万2,758円で、ミックスゴマの相場が軟化に転じた前年同月の11万9,695円に比べ、トン当たり3万3,063円(27・6%)の急騰となっている。
 ゴマの国際相場は、中国の遅い買付けを背景に、8月初旬まで安値安定していたが、その後反転してトン当たりC&F1,200ドルに上昇しており、前月に比べても同2万4,454円(19・1%)の高値に転じている。
 昨年のゴマ油業界は、2015年の高値 を大 に在庫した事で、安値 の輸入量 が減少した。2016年年間の原料ゴマの輸入実績は15万2,101トンで、前年比17・7%の大幅な減少となった。今年に入って高値 はほぼ消化されたと見られ、2月の輸入急増に繋がったが、その後は前述した西アフリカの輸出問題から輸入量は減少していた。
 搾油用ミックスゴマ相場は、西アフリカ産ゴマの輸出態勢に問題が出た事で、需給がタイト化し現在は同1,200ドルに上昇している。
 2017年7月単月(200トン以上の輸入実績)及び1~7月累計の国別 輸入実績と金額は次の通り。

中国 504トン(9,840万2,000円)、1~7月累計2,790トン(5億7,652万円)
▽ミャンマー 857トン(2億18万6,000円)、同7,710トン(18億7,516万2,000円)
パキスタン 213トン(2,881万7,000円)、同2,187トン(2億6,603万7,000円)
▽バングラデシュ 401トン(4,028万5,000円)、同736トン(7,103万2,000円)
グアテマラ 1,711トン(2億9,925万2,000円)、同5,702トン(9億9,904万1,000円)
ボリビア 360トン(1億257万1,000円)、同413トン(1億1,722万1,000円)
ブルキナファソ 3,570トン(4億1,051万4,000円)、同1万6,331トン(18億4,645万1,000円)
ナイジェリア 1487トン(1億6,588万3,000円)、同2万2,120トン(25億2,122万1,000円)
▽エチオピア 624トン(9,625万2,000円)、同3627トン(5億735万1,000円)
▼7月合計 1万908トン(16億6,627万9,000円)、1~7月累計8万2,364トン(121億8,985万円)。



 国産原料油脂