2017年通関
   7月のパーム油輸入7万4385トン
  比較安で前年比38.5%急増
 相場上昇傾向で単価13.2%上昇
   
   財務省関税局は8月30日に、2017年7月分の輸入通関実績を発表した。
 このうち本年7月の「パーム油」の輸入 は、各国合計で、7万4,385トン(内、原油ゼロ、パームステアリン1万7,902トン、精製油5万6,483トン)と、前年同月の5万3,699トンに比べ、数 で2万686トン、比率で38・5%の大幅な増加となった。
 本年のパーム油輸入は、マレーシアの高値 の入荷から1月が5・5%の減少、2月も16・2%の大幅な減少だった。3月は33・9%の大幅な増加となり、輸入累計も前年並みで推移していた。4月が31・7%の大幅な減少で累計数 は前年割れに戻っていた。
 その後、他の油脂との比較安値から、5月は50・3%の大幅な増加、前6月も17・9%の増加となり、当月も含め3カ月連続での大幅増から、1〜7月累計の輸入実績は39万3,191トンと、前年同期を3万3,964トン(9・5%)上回って推移している。
 本年7月のパーム油の輸入金額は、高値相場時の の入荷もあって各国合計が62億638万円と、CIFベースでのトン当たり輸入単価は、8万3,436円で、前年同月の7万3,706円に比べ、トン当たり9,730円(13・2%)の高値となっている。
 輸入単価は、パーム油のマレーシア相場が、大豆油高に追随して上昇傾向にある事から、前月に比べても804円(1・0%)の高値に転じている。
 昨年のパーム油輸入は、為替の円高傾向や、パーム油相場の下落から一年を通して輸入単価が軟化した事もあって2016年の年間輸入 は、各国合計で64万7,482トンと、2015年の同61万9,916トンに比べ、2万7,566トン(4・4%)の増加となっており、今年も他の油脂との比較安値から輸入 は増加傾向となっている。
パーム油相場は、昨年11月中旬に一旦、トン当たり3,000リンギ台に上昇し、年明け後も2月中旬までは3,200リンギまで上昇していた。
  その後は、生産回復や輸出需要の低迷に加え、競合するシカゴ大豆油やウィニペグ菜種相場の軟化に追随して値を下げていたが、5月以降は輸出需要の回復傾向から一旦値を戻していた。
 その後、輸出需要の低迷や生産増加見通し等から相場は乱高下しており、マレーシア現地9月5日の期近相場が、トン当たり2,740リンギと、前月同期に比べ更に68リンギ(2・5%)上昇している。
2017年7月単月及び1〜7月累計の主要輸出国別輸入量と金額は次の通り。


マレーシア 5万1,085トン(内、原油ゼロ、ステアリン1万3007トン、精製油3万8,078トン/合計金額43億1,373万円)、1〜7月累計27万2,126トン(内、同ゼロ、同4万8,234トン、同22万3,892トン/同231億6,805万4,000円)

インドネシア 2万3,284トン(内、原油ゼロ、ステアリン4,895トン、精製油1万8,389トン/合計金額18億8,985万6,000円)、同12万265トン(内、同40トン、同1万3,283トン、同10万6,942トン/同104億6,017万4,000円)

コロンビア 15トン(全 精製油/金額279万4,000円)、同168トン(全 精製油/3,376万6,000円)

7月合計 7万4,385トン(62億638万円)、1〜7月累計39万3,191トン(337億6,621万2,000円)
 



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