㈱Jーオイルミルズ
   業界紙との夏季懇親会を開催
  八馬史尚社長が冒頭挨拶
 価格改定へ意志と覚悟をもって
   
   ㈱Jーオイルミルズ(東京都中央区・八馬史尚社長)は6日、東京・中央区明石町の銀座クレストンホテルで業界紙記者団との「夏季懇親会」を開催した。
 当日は、代表取締役社長の八馬史尚氏以下、取締役兼執行役員の立見健一氏、常務執行役員の内山明浩氏、執行役員の宮川愛浩氏、油脂事業部長の古川光有氏が出席した。
 冒頭に挨拶を行った八馬社長は、事業環境について「今日は午前中、西日本の方に行っていたが、非常に良い天気だった。この夏を じて、8月は西日本と東日本で大きく天気が違ったという意味において、例年、異常気象と言われるが、本当に異常気象という言葉を聞かない年はないというぐらい異常気象が 常となってきている。いろいろな想定できない変化がある環境であると思っている。想定できないことを想定しておくことが必要な環境であると改めて認識している。これは市場もしかりで、原料においても天候に大きく影響されるというのは同じである。昨年、この場でお話しさせていただいた時には、締めの挨拶で善当専務から市場は凪であるという話し、その後、年末には嵐であるという話しになり、その直後に値上げを発表した。今回も先月末に値上げを発表した。今回の値上げについては、すでにお伝えしているように、短期のさまざまな外部環境の変化、あわせて、ここにきて物流費等の高騰といった中期的な構造課題ということも、我々としては改めて重い課題と認識している。第14半期決算は残念ながら非常に厳しいものとなっている。まだまだ、我々が努力すべきところがあるということを痛感している。一方で、我々の商品を運んでいただいているお客様においても人手不足、物流費高騰といった課題は同じであり、その先のユーザー様においても、この天候不順に起因する環境変化に置かれていることを十分認識している」とした上で、「こうした中において、適正価格を実現していくことに、我々は意志と覚悟をもって取り組んでいきたいと思っている」と強調。10月2日から実施する油脂商品の価格改定に不退転の決意をもって臨む方針を明確にした。
 また、八馬社長は「一方では、高付加価値化によって、使っていただいているユーザー様に高い価値を提供できるように一層努めていきたいと考えている」とも述べた。
 さらに、八馬社長は「この6月には、倉敷工場が無事立ち上がった。8月には住吉のオペレーションがストップし、住吉(神戸)から倉敷への移行は、ほぼ計画 りに推移している。今期から第五期中期経営計画がスタートしている。業績は非常に厳しい環境ではあるが、我々としては改めて、油の価値をきっちりとお客様に提供していくために、技術、提案力を磨いていきたいと思っている。ベースとして『おいしさデザイン』ということを掲げ、油の持つ調味価値、調理価値に改めてフォーカスして、技術開発をしっかりと行っていきたいと考えている」と語り、あいさつを締めくくった。
 引き続き、立見取締役が乾杯のあいさつで「第1四半期決算は残念な非常に厳しい結 となった。足下においても、昨年から取り組んでいる油のコスト上昇に対する対応を粘り強く努力しているわけではあるが、まだ道半ばということで、先月末、改めて値上げの発表を行った。先ほど、8馬社長と話しをしていたが、昭和60年当時の油脂の価格と現状を比べると、ほとんど同じということで、お豆腐屋さんもあまり変わっていないとのこと。物価の優等生ということは、今の状況化では、あまりありがたくない看板かもしれない。やはり、適正価値というものを訴求し、お願いをし、基盤を固めて構築していく中で、油の持っているおいしさ、力、私たちがまだわかっていないものを究めて、お客様に訴え、価値を積み上げていきたい。こうしたことで、当社、さらには油脂産業の価値を引き上げていきたいと強く願っている。まず、この値上げを完遂させて、年度末にはすっきりとした状態で新年度を迎えられるような取り組み、努力をしていきたいと考えている」と値上げへの意気込みを示した。

 



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