飼 料 原 料
   10~12月渡しの「大豆粕」商談
   週末円高で7~8割進捗
 直近5万円割も平均前回並み
 
   
   製油メーカー筋は週明けの11日、8月のUSDA需給報告で、予想に反した米国産大豆のイールド(エーカー当たり収量)上方修正から大豆相場が軟化し、8月第3週までに4割まで進捗していた関東地区の配合飼料メーカー向け10~12月渡し「大豆粕」商談が、先週末の為替の円高を受けて7~8割まで進捗している事を明らかにした。
 成約価格については「直近の8日時点で、前回7~9月渡し商談の平均決着価格であるトン当たり5万500円に比べ、トン当たり1,000円程度安い4万9,500円程度に軟化している。ただ、これまでの平均成約価格は、前半の高値から前回商談の平均決着価格並みで推移している」(油糧販売責任者)としている。
 先週末8日の商談環境は、シカゴ大豆ミール期近相場は、トン当たり302・40ドルと、四割まで進捗した8月第3週の同294・60ドルに比べ7・8ドル上昇しているものの、為替相場が1米ドル=109円88銭が、9月8日には同108円20銭と、2円近い円高に振れており、シカゴ大豆ミールの上昇より、為替の円高による下落要因の方が大きかった模様である。
 今回商談は、7月中旬からネゴ入りしたものの、大豆生産地の乾燥天候見 し等から大豆相場が上昇し、国産大豆粕価格の指標となるシカゴ大豆ミール期近相場がトン当たり330ドルを超す展開となった。
 計算値レベルで、前回商談より同2,000~3,000円高い事から、7月末までの進捗率は1~1割5分程度に留まっていた。
 8月入りで前述した様に、USDAの需給報告で、イールドが当初予想に反して上方修正された事から、その後大豆・大豆ミール相場は軟化に転じた。
 今後の見通しについては、週明け11日に為替が68銭の円安に振れた事から、次の焦点は、現地12日にUSDAから発表される米国産穀物の需給報告に移り、市場予想は大豆のイールドが下方修正されると予想され、ハリケーン「イルマ」の生産地への被害懸念もあり、相場が下落する事は考えにくく、週末から来週に掛けての為替の円高時に残り2~3割の進捗が期待されている。
 



  USDA