2017年輸入通関
   8月のパーム油輸入量4万2501トン
  調整局面前年比13.6%減少
 相場軟化傾向も単価9.9%上昇
     
   財務省関税局は9月30日に、2017年8月分の輸入通関実績を発表した。
 このうち本年8月の「パーム油」の輸入量は、各国合計で、4万2,501トン(内、原油ゼロ、ステアリン8,206トン、精製油3万4,295トン)と、前年同月の4万9,218トンに比べ、数量で6,717トン、比率で13・6%の減少となった。,
 本年後半のパーム油輸入は
 他の油脂との比較安値から、5月は50・3%の大幅な増加、6月も17・9%の増加、前7月も38・5%の大幅な増加となったが、当月は調整局 で4カ月振りに前年実績を下回った。
 3カ連続での大幅増から、1〜8月累計の輸入実績は43万5,692トンと、前年同期を2万7,248トン(6・7%)上回って推移している。
 本年8月のパーム油の輸入金額は、高値相場時の の入荷もあって各国合計が34億1075万2,000円と、CIFベースでのトン当たり輸入単価は、8万251円で、前年同月の7万3,054円に比べ、トン当たり7,197円(9・9%)の高値となった。
 輸入単価は、パーム油のマレーシア相場が、生産過剰感から軟化傾向にあり、前月に比べても3,185円(3・8%)下落している。
 昨年のパーム油輸入は、為替の円高傾向や、パーム油相場の下落から一年を通して輸入単価が軟化した事もあって2016年の年間輸入 は、各国合計で64万7,482トンと、2015年の同61万9,916トンに比べ、2万7,566トン(4・4%)の増加となっており、今年も他の油脂との比較安値から輸入 は増加傾向となっている。
 パーム油相場は、昨年11月中旬に一旦、トン当たり3,000リンギ台に上昇し、年明け後も2月中旬までは3,200リンギまで上昇していた。 その後は、生産回復や輸出需要の低迷に加え、競合するシカゴ大豆油やウィニペグ菜種相場の軟化に追随して値を下げていたが、5月以降は輸出需要の回復傾向から一旦値を戻していた。
 その後、輸出需要の低迷や生産増加見通し等から相場は軟化しており、マレーシア現地10月2日の期近相場が、トン当たり2,689リンギとと、前月同期に比べ51リンギ(1・9%)の下落に転じている。
2017年8月単月及び1〜8月累計の主要輸出国別輸入 と金額は次の通り。
マレーシア
3万6,759トン(内、原油ゼロ、ステアリン7,461トン、精製油2万9,298トン/合計金額29億6,091万9,000円)、1〜8月累計30万8,884トン(内、同ゼロ、同5万5,695トン、同25万3,189トン/同261億2,897万3,000円)
インドネシア
5,703トン(内、原油ゼロ、ステアリン745トン、精製油4,958トン/合計金額4億4,088万8,000円)、同12万5,969トン(内、同40トン、同1万4,028トン、同11万1,901トン/同109億106万2,000円)
シンガポール
  17トン(全 精製油/金額267万8,000円)、同647トン/同1億581万円)
コロンビア
  21トン(全 精製油/金額626万7,000円)、同189トン同4,003万3,000円)
8月合計
  4万2,501トン(34億1,075万2,000円)、1〜8月累計43万5,692トン(371億7,696万4,000円
 



米油メーカー筋