2017年通関
    8月の米油輸入2091トン2.8%減少
   単価は前年比16%の上昇
  国産原料堅調で累計も28%減
   
   財務省関税局は去る9月28日に、2017年8月分の輸入通関実績を公表した。このうち「米油」の輸入 は、各国合計で2,091トン(内、原油1,981トン、精製油110トン)と、前年同月の2,151トンに比べ、数 で60トン、比率で2・8%の微減となった。
 タイやベトナムの米油の国内消費増加から、ブラジルへの輸入依存が高まっており、当月の同国からの輸入は1,458トンと、全体に占めるシェアは69・7%で、前年同月の69・5%に比べ、僅か0・2ポイント上昇している。前月に比べると7・7ポイント上昇した。
 米油輸入は、昨年の米価低下による米菓子需要の増加とは一転して、本年前半は昨夏の北海道台風でポテトチップス原料のジャガイモの不作やポテチ工場の被害等から加工用需要が低迷し、1月が64・0%、2月も59・2%と大幅に減少。3月は3カ月振りに32・6%増加したが、4月は再び45・5%の大幅な減少となった。
 ポテトチップス原料の北海道産ジャガイモの生産回復から加工用需要に期待が出て、5月は10・2%増、6月も26・0%の大幅な増加と2カ月連続で前年実績を上回っていた。
 前7月は猛暑の影響からコメ油需要も低迷し3カ月振りに前年実績を43・7%と大幅に下回り、当月も含め2カ月連続での前年割れとなった。 4月までの輸入減少傾向と2カ月連続での減少から1〜8月累計の輸入 は、1万6,316トンで、前年同期を6,242トン(27・7%)下回って推移している。
 8月の米油の輸入金額は、各国合計で1億8,874万3,000円と、CIFベースでのトン当たり輸入単価は主要輸出国ブラジルのフレート上昇などから9万7,933円で、前年同月の8万4,411円に比べ、トン当たり1万3,522円(16・0%)の高値となっている。
 輸入単価は、北朝鮮問題を背景にした為替の乱高下などから、前月に比べると同7,781円(7・4%)の安値に転じている。
 2016年の米油輸入は、年間輸入 が各国合計で2万9,973トンと、米油が健康オイルブームで注目された2015年の同3万3,102トンに比べ、数 で3,129トン(9・5%)の大幅な減少となったが、今年は加工用需要の回復傾向から例年並みの輸入数 が予想されている。
 2017年8月単月及び1〜8月累計の米油の主要国 実績と金額は次の通り。

ベトナム 303トン(2765万円)、1〜8月累計3169トン(2億9095万6000円)
タ  イ 220トン(2,156万7,000円)、同800トン(8,053万9,000円)
▽ブラジル 1,458トン(1億3,952万6,000円)、同1万530トン(10億494万1,000円)
インド 110トン(1603万5,000円)、同548トン(7,991万5,000円)
▼8月合計 2,091トン(2億477万8,000円)、1〜8月累計1万6,316トン(16億2,167万9,000円)。
 


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