2017年通関
   9月の米油輸入874トン43%急減
  単価は前年比15%の上昇
 生糠集荷堅調で累計も29%減
   
     
   財務省関税局は去る10月31日に、2017年9月分の輸入通関実績を公表した。このうち「米油」の輸入 は、各国合計で874トン(内、原油866トン、精製油8トン)と、前年同月の1,545トンに比べ、数量で671トン、比率で43・4%の急減となった。
 タイやベトナムの米油の国内消費増加から、ブラジルへの輸入依存が高まっており、当月の同国からの輸入は866トンと、原油の全般をブラジル産が占めた。
 米油輸入は、昨年の米価低下による米菓子需要の増加とは一転して、本年前半は昨夏の北海道台風でポテトチップス原料のジャガイモの不作やポテチ工場の被害等から加工用需要が低迷し、1月が64・0%、2月も59・2%と大幅に減少。3月は3カ月振りに32・6%増加したが、4月は再び45・5%の大幅な減少となった。
 ポテトチップス原料の北海道産ジャガイモの生産回復から加工用需要に期待が出て、5月は10・2%増、6月も26・0%の大幅な増加と2カ月連続で前年実績を上回っていた。
 7月以降は、生糠のキノコ培地用需要低迷等から米油抽出用の原料集荷が堅調で、7月が3カ月振りに前年実績を43・7%と大幅に下回り、前8月も2・8%の微減と当月も含め3カ月連続での前年割れとなった。
 4月までの輸入減少傾向と3カ月連続での前年割れから1〜9月累計の輸入 は1万7191トンで、前年同期を6911トン(28・7%)下回って推移している。
9月の米油の輸入金額は、各国合計で8208万4000円と、CIFベースでのトン当たり輸入単価は主要輸出国ブラジルのフレート上昇などから9万3918円で、前年同月の8万2044円に比べ、トン当たり1万1874円(14・5%)の高値となっている。
 輸入単価は為替の乱高下の中、積期9月の為替が円高傾向であった事もあり、前8月の輸入単価に比べると同4015円(4・1%)下落している。
 2016年の米油輸入は、年間輸入 が各国合計で2万9973トンと、米油が健康オイルブームで注目された2015年の同3万3102トンに比べ、数 で3129トン(9・5%)の大幅な減少となったが、今年は加工用需要の回復傾向から前年並みの輸入数 が予想されている。
2017年9月単月及び1〜9月累計の米油の主要国 実績と金額は次の通り。
ブラジル 866トン(7980万8000円)、1〜9月累計1万1396トン(10億8474万9000円)
韓 国 5トン(170万7000円)、同10トン(341万8000円)
タ  イ 3トン(56万9000円)、同843トン(9379万4000円)
9月合計 874トン(8208万4000円)、1〜9月累計1万7191トン(17億376万3000円)。
 



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