専門商社筋
   12月渡しの「食用動物油脂」商談
 ラード逼迫の中で前月と据置く
     
   専門商社筋は11月29日、国内の大手加工油脂メーカー向け2017年12月渡し「食用動物油脂」(豚脂・牛脂)商談が、ラード需給が逼迫する中で、前回11月渡し価格と同値据置きで決着した事を明らかにした。
 今回の据置き決着で、豚脂・牛脂共にキロ当たり90円の同値で流通する事になる。
 前回11月渡し商談では、夏場の餌の食付きが悪く、と体の生脂の付きが少なかった事や、一部でPED(子豚の伝染性下痢症)の再発が確認された事などで豚脂の需給が逼迫し、豚脂が2016年6月以来17カ月振りにキロ2円の値上げで、需要が低迷している牛脂が2015年8月以来28カ月振りに同3円の値下げと、両製品共にキロ当たり90円の同値で決着していた。
 マクドナルドの店舗閉鎖の影響を受けて牛脂の需要は依然として低迷しているが、豚脂(ラード)については、冷凍食品や肉まんの食味改善など需要が増加し、出荷制限も1部で見られている。
 この様な環境から年明け後の豚脂値上げの可能性も指摘されている。
 



 理研農産化工㈱