ヤシ油の相場動向
   ロッテ相場引き続き高止まり
 月の比コプラ生産は%減に
     
   ヤシ油相場が引き続き高止まりしている。ロッテルダム相場は9~10月にかけて一時、1,400ドル近辺まで値下がりしたため、「安値を嫌った輸出業者らがホールド」(トレーダー筋)。従って、10月のコプラ生産量、ヤシ油輸出量が前年を下回る水準にとどまり、下支え要因となったようだ。ロッテ相場は現状、1,500~1,600ドルのレンジで高値圏にある。また、パーム核油相場もマレーシアの在庫が少なく、やはり高値圏を維持し、ラウリン油がともに双方を支える格好ともなっている。
 リンギット高やインドの輸入関税引き上げ、11月の輸出低調でマレーシアのパーム油相場が3カ月ぶりの安値まで下落する中も、パーム核油は高値のまま推移している。フィリピンのコプラ生産は、16年のエルニーニョによる減産から確実に回復しているものの、なかなか相場は下がりそうもない。
 今年のフィリピン・コプラ生産量は第1四半期(1~3月)が74万5,762トンで前年同期(45万8,520トン)比63%増、第24半期(4~6月)が53万3,118トンで同(44万2,764トン)比20%増、第3四半期(7~9月)が57万2,957トンで同(55万4,821トン)比3%増。10月は20万7,701トンで前年同月(23万4,190トン)比11%減となり、1~10月累計では205万9,538トンとなり、前年同期(169万295トン)と比べ22%増となった。過去5年平均(202万4,417トン)との比較では2%増。
 一方、ヤシ油の輸出量は第1四半期(1~3月)が29万8,839トンで前年同期(14万8,511トン)比101%増、第24半期(4~6月)が16万6,967トンで同(13万8,175トン)比21%増、第3四半期(7~9月)が18万8,819トンで同(18万8,160トン)並み。10月は7万5,650トンで前年同月(9万6,595トン)比22%減となり、1~10月累計では73万275トンとなり、前年同期(57万1,441トン)と比べ28%増となった。過去5年平均(72万2,538トン)との比較では1%増。
 



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