日加菜種協議
   第41回日加菜種協議の概要報告
 中国のノンGM需要などで質疑
     
   (続報)日加菜種協議日本代表団は5日、農水省で記者会見し、11月15日に開催された「第41回日加菜種協議」の概要を説明した。
 カナダ菜種協会は、2025年に向けて大変野心的な目標を掲げており、実現に向けて収穫高を向上、上昇させなくてはならない。これまでの菜種の収穫高の推移を見ると、確実に上昇しており、2025年には現行の野心的な目標を達成できると思っている。これには、種子の経済的な特性の向上と農家の農業の方法が向上していることが背景にある。
質疑応答
〈日〉 目標となる2025年に2,600万トンが達成された時、播種 積はどうなるのか。需給がどうなるのか
〈加〉 2,600万トンまで引き上げるためには、作付 積はそれほど重大な要因ではない。どちらかというと、単収次第だと思う。私たちはエーカー当たり50〜60ブッシェルを目指している。カナダから輸入している国々の輸入 は今後も上昇すると思っている。業界としては2,600万トンを実現するという戦略にコミットしている。内訳は1,400万トンのオイルと1,200万トンのシード輸出を掲げている。現在のシードの輸出 は1,060万トンだが、2025年には1,200万トンに増やそうと考えている。単収に関しては1エーカー当たり52ブッシェルを目指している。
〈日〉 中国向けのノンGMOの菜種マーケットに関してどのように考えられているか
〈加〉 中国の一部消費者はノンGMOのオイルを求めている。それがキャノーラであろうと大豆であれ、ノンGMOが良いという消費者はいるが、これは少数派である。ノンGMOのみで中国の貿易の需要を満たすことはできない。どのような国であっても、中国のオイル需要をノンGMOで満たすことは不可能。中国の消費者の好みや需要を満たせる人たちは限られということになっている。カナダとしては、400万トンのノンGMOシードを輸出することはできない。ノンGMOのオイルで中国の需要を見たそうということは起きていないと思う。
〈日〉 keep it Coming2025年2600万トンを達成した時、内陸輸送と輸出ターミナルの確保がポイントとなるが貨車、輸出ターミナルなどのインフラのキャパは大丈夫か
〈加〉 政府は、鉄道や輸送に関しても非常に真剣に検討している。最近行われている現代化の政策もその一つである。この私たちの目標を達成するためには、政府と業界が協力して取り組んでいかなければならない。
〈日〉 昨年、中国向けの輸出規格の中で、夾雑物ドッケージの規格が従来の2・5%から1%に変更するというアナウンスが中国側からあったと思う。これについて、両国間で協議がされた結果、従来の規格が2020年まで継続するという合意がなされたと認識。その後、両国間でこの問題について継続的な話し合いが持たれているのかどうか
〈加〉 カナダの夾雑物の2・5%は科学に基づいている。中国側の主張としては、夾雑物の割合が少なければブラックレッグ病が少なくなるというふうに考えていることによるものだが、この主張は科学に基づいたものではない。カナダ政府としては、科学に基づいて決定を下しているので、中国側の要求を正しいものとは思っていない。しかし、中国が一方的に基準を適用するのであれば、難しい状況になると思うし、国際的な貿易紛争になってしまう。一部の企業は商業的な理由から対策を考えているようだが、2・5%の夾雑物は適正なものだと思う。カナダ政府の主張として、今後も中国に供給すべきであると考えているし、夾雑物の割合は最大で2・5%であるべきだと考えている。
 



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