味 の 素 ㈱
 味の素が韓国・農心と合弁会社
 粉末スープ生産、事業拡大加速
   
   味の素㈱(東京都中央区・西井孝明社長)は21日、韓国でのコンシューマー食品事業を拡大させるため、農心(韓国・ソウル特 市)と合弁で粉末スープ生産会社を設立すると発表した。
 合弁会社は1月に韓国の京畿道に設立予定。資本金は130億ウォン(約13億円)で、出資比率は味の素が51%、農心が49%。19年9月の現地生産品(個食粉末スープ「VONO」=ヴォーノ)発売を目指す。製造は合弁会社が行い、販売は韓国味の素社と提携関係にある農心が行う。
 味の素は、韓国において1983年にソウル事務所を開設。2003年に加工食品企業および外食向けの調味料の販売促進や技術サポート等を行う韓国味の素社を設立した。2006年から家庭用 販店への強い販売力を持つ農心に風味調味料や個食粉末スープ「VONO」等の販売を委託し、コンシューマー食品事業を強化している。味の素と農心とは、かねてより加工食品(即席麺・スナック菓子)向け事業において取引があり、良好な関係にある。
 韓国の粉末スープ市場は約580億ウォン(約60億円)で、2014年〜2016年の年平均成長率は7%と安定成長を続けている。このうち、韓国味の素社が参入している個食粉末スープ市場は全体の約4割を占め、成長率は26%ろ市場全体の成長を牽引しており、「VONO」は70%超の圧倒的なシェアを獲得している。韓国における個食粉末スープの1人当たりの喫食頻度は0・6食/年と、日本の約10分の一の水準だが、近年の朝食パン需要の拡大、一人暮らし世帯増加や女性の社会進出による簡便化ニーズの高まりを背景に、さらなる市場の拡大が見込まれる。
 合弁会社の設立で、今後は品種拡大や容器入りスープや粉末スープの展開など多角化を図り、2022年度には売上高50億円を超えるコンシューマー食品事業規模(2016年度比2・5倍以上)を目指す。
 


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