国際オリーブ協会 
 オリーブオイル官能評価パネル
 香川と東京でトレーニング実施
   
   オリーブに関する国際協定に基づく政府間機関であるIOC(インターナショナル・オリーブ・カウンシル、本部・スペイン)は、IOC認定オリーブオイル官能評価パネル(以下、IOC認定パネル)の設立を希望する行政、業界団体を支援するため、12月12~15日に香川県小豆島で、12月17~20日まで東京においてオリーブオイル官能評価パネルのトレーニングを実施した。
 今回のトレーニングは、IOCからオリーブオイル官能評価の専門家が派遣され、香川県農業試験場小豆オリーブ研究所と日本植物油協会に対して実施されたもの。また、IOCから副事務総長のハイメ・リージョ氏とプロモーション責任者のエンデル・グンドゥス氏が来日し、トレーニング参加者及び行政や関係者への挨拶、業界関係団体や関係省庁と会合を行った。
 ハイメ・リージョ氏は「IOCでは、これまでも日本向けにキャンペーンを展開し、消費者や業界関係者、行政に対し、オリーブオイルの楽しみ方や品質の見極め方、品質規格への理解を訴求。今回のトレーニングや会合によって、日本のオリーブオイルへの理解が国際標準に見合うようになってきていることを諸外国に示すことになり、国産のオリーブオイルの品質に対する国際的信頼度向上や日本がオリーブオイルを輸入する際の適正価格判断の一助となることを確信している」とコメントした。
 香川県は、国内最大のオリーブ産地で、平成26年から独自のオリーブオイル品質表示制度を設けており、オイルの風味を人の鼻や舌で調べる「官能評価」ができる体制を国内で初めて整えている。今回のトレーニングでは、さらに国際基準であるIOC認定パネル取得のための最終段階として、より実践的な訓練内容となった。IOC国際規格は全世界のオリーブオイル流 の9割以上に適用されており、香川県が取得することにより、香川県産オリーブオイルの国際的な品質価値を訴求できるようになる。
 また、東京では日本植物油協会がIOCの品質管理プログラムに参加。日本でも国際貿易規格に準じたオリーブオイル流通にむけての取り組みが始まった。これによって、IOC参加国からの輸入が大部分を占めているにもかかわらず、オリーブオイルの品質基準がない日本市場において、国際標準の格付けに準じた製品が流通していくことを目指している。
 


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