関連六団体共催新年交礼会
   油糧協・貝塚理事長が年頭祝辞
 良質な原料の安定供給に努力
   
 (続報)日本植物油協会、日本こめ油工業協同組合、日本マーガリン工業会、油糧輸出入協議会、全国油脂販売業者連合会、全国マヨネーズ・ドレッシング類協会の油脂関連六団体共催による「第58回油脂業界新年交礼会」が5日、東京・中央区のロイヤルパークホテルで開かれた。当日は、油糧輸出入協議会の貝塚寛雪理事長(伊藤忠商事執行役員食糧部門長)が次のとおり祝辞を述べた。
一、 昨年を振り返ると、国外ではトランプ米大統領就任に始まり、フランスなど欧州諸国並びに韓国における大統領選挙、北朝鮮のミサイル問題による地政学的リスクへの対応など、まさに波乱万丈の一年だった。一方で、足下の景気は、先進国の大規模な金融緩和による低金利、原油価格の回復、中国の景気拡大に支えられ、米国、ドイツ、韓国など世界30カ国以上が株価において史上最高値を更新し、好調に推移した年であった。日本国内に目を向けると、異常気象による九州北部の豪雨、10月に台風が2週続けて到来するなど予期せぬ災害に見舞われたが、衆議院解散総選挙では自民党の圧勝による第四次安倍政権の発足、日経平均株価は2万3000円と1996年の6月につけたバブル崩壊後の高値を更新、92年1月以来の水準となるなど変化の多い年であった。
一、 主要な油脂原料を振り返ると、米国の大豆においては、16年度産は単収、生産量とも過去最高となった。17年度については単収こそ前年を下回ったが、生産高は前年の記録を更新し、過去最高となった。在庫率も約10%で、天候相場に入った南米の生産に問題がなければ需給の大きな懸念はないものと見ている。穀物相場自体も比較的落ち着いた動きを示しており、レンジ相場の様相を呈している。しかし、やはり中国の大豆輸入に関しては9700万トンレベルということで、引き続き旺盛。18年度についても、このトレンドは変化がないと見ており、一旦、需給のバランスが崩れるようなことがあると、相場が乱高下するリスクをはらんでおり、予断を許さない状況かと考えている。
一、 菜種については、主要供給国であるカナダで、16年度産は豪雪による収穫の遅延、一部の地域では越冬を余儀なくされるということになった。一方で、17年産の収量は過去5年の平均をわずかに下回るレベルとなったが、播種面積においては初めて小麦を上回る920万ヘクタールとなったことから、収穫量は2,100万トンを超える史上最高のレベルとなっている。一方、カナダにおいても搾油需要の高まり、また、こちらも中国の旺盛な需要があり、わが国における菜種の買い付け環境も厳しくなるものと予想されている。
一、 油糧輸出入協議会としては、引き続き当局並びに関係業界の皆さまと連携し、良質な原料を安定的に供給していくよう努力していく所存である。引き続き、皆さまからのご協力を賜りたい。
金田社長が交礼会で今年を占う
九紫火星で吉凶が交差する一年

 六団体共催「油脂業界新年交礼会」では、カネダの金田康男社長が油締めの前に、恒例となった気学から紐解く今年の運勢について次のとおり解説した。
一、 今年は気学で言うと九紫火星、戊戌(つちのえいぬ)。昨年は一白水星で、世の中の流れが変わってくると言ったが、非常にこの一年間、大きな変化があったと実感している。九紫火星は、変わってきたことに対応し、いろいろなもの、必要、不必要を明確にして風通しを良くするために、木をある程度伐採していかなければならない年回りとなる。九紫火星は吉凶が交差する様を呈す星となる。とくに喜びや争い、出会いや別れ、プラスマイナスの面が現れ、人それぞれ吉凶が交差する年。それと同時に、注意しなければならないのは、昨年は色恋にまつわる問題が表面化するという話しをしたが、今年は金銭にまつわる問題が表面化する年となる。また、この一年間で草木が繁栄し過ぎて風通し、日当たりが悪くなっているので、思い切って切る、戌にはマサカリと矛という意味合いもあり、思い切って切り、それで風通しを良くするという意味合いがある。
一、 社会情勢や経済に関しては、プラスマイナスが交差すると言ったが、経営でも謙虚であればプラスの方向に、不遜であればマイナスの方向になることが明確に表れる年。これは企業だけでなく、政治の面でも言えることであり、こうしたところをきちんとしていかないと将来、争乱に結び付いてしまう可能性もある。もう一つ、九紫火星というのは離れる、離れてくっつくという意味合いもある。いろいろと政治面でも分離していく、あるいはどこかが一緒になるという易になる。企業としては一致団結が大切になるし、合併やM&Aも増えてくる可能性がある。それと同時に、忍耐強く、懸命に対処する年。損して得取れ、無茶をせず堅実な経営に心がける年。
一、 心配なのは、昨年は水に関する災害が多かったが、今年は土=土砂に関する注意が必要。もう一つは火のことにも関するため、火山の爆発も心配される。とくに離島あたりは注意が必要。さらに、九紫火星は火と争いの星、紛争や戦争などが勃発しなければいいと考えている。戌というのはマサカリと矛と武器にもなる。不穏な空気もあるが、皆さまの気持ちを込めて、こういうものを塞ぎ込むことが重要かなと思う。


  ㈱Jーオイルミルズ