商 社 筋
    1月渡し「食用動物油脂」商談
  前月と据置く、YG前回と同値
   
   商社筋は11日、国内の大手加工油脂メーカー向けの1月渡し「食用動物油脂」(豚脂・牛脂)商談が、ラード供給がタイトな中、昨年末に前回12月渡しと同値据え置きで決着したことを明らかにした。
 今回の据え置き決着で、豚脂・牛脂ともキロ当たり90円の同値で流通することになる。
 据え置き要因として、商社筋では「年末年始は通常、価格を動かすることを避ける傾向にあることに加え、11月渡しで豚脂がキロ2円値上げ、牛脂が同3円値下げされたばかりであることも加わり、同値据え置きとなったようだ」としている需給状況については、牛脂は12月の発生も多く、引き続き緩みがち。一方で、豚脂はラード需要が堅調なことに加え、発生も前年並みで、PED前の状態には戻っていないことから、依然としてひっ迫感が強いという。今後については「最需要期は過ぎたものの、ラードの需給タイトが続くようであれば、2〜3月で豚脂が再び引き上げられる可能性は否定できない」(商社筋)との見解を示している。
 系統飼料メーカー向け1〜3月渡し「飼料用動物油脂」(YG/イエローグリース級)商談についても、北海道、東北、関東、中京、関西、中国、4国、九州の全地域で、前回10〜12月渡しの平均成約価格と同値据え置きで決着。この結果、国内のYG級価格は、関東と中京地区がキロ当たり74円で、関西地区が同76円で流通することになる。 
 商談の背景について、商社筋では「価格を動かす大きな材料がなかった。また、値上げとなると、飼料配合率が低下する懸念もある」としている。2号油については、引き続き輸出が堅調で、11月も6000トン超えの実績。コンスタントに5,000〜6,000トンの輸出が出ている。
ポーク・チキンミール(飼料用)1〜3月渡しもキロ79円で同値据え置き。
 



 米農務省(USDA)