搾 油 原 料(輸入通関)
   大豆年間輸入321万8427トン2.8%増
  菜種は244万1005トン3.2%増加
 搾油用、ミール需要堅調に推移
   
   財務省関税局は1月30日、2017年12月単月及び年間の輸入通関実績(確定値)を発表した。
 主要搾油原料関連では、2017年の大豆の年間輸入 は菜種に比べた搾油コストの割安感や採卵用鶏向け、肉牛向けを中心とした堅調な飼料需要から321万8,427トンと、前2016年の同313万1,329トンに比べ、数量で8万7,098トン、比率で2・8%の増加となった。
 食品用大豆の輸入量を100万トンと推定しても、2017年の搾油用大豆の年間処理 が200万トンの大台を突破するのは確実な情勢で、2015年以降3年連続で搾油用大豆需要が200万トンを突破する事になる。
 このうち米国産の年間輸入量は234万5,429トンで、全体に占めるシェアは72・9%と、2016年の71・4%に比べ1・5ポイント上昇した。
 2017年の大豆の年間輸入金額は、1,734億1,473万1,000円で、CIFベースでのトン当たり平均輸入単価は、5万3,882円と前年の同5万3,026円に比べ、トン当たり856円(1・6%)上昇し、ほぼ前年並みの輸入単価となった。
1方の搾油原料である2017年の菜種の年間輸入 (12月単月と国 輸入 の詳細は続報)は、各国合計で244万1,005トン(内、低エルカ酸菜種244万892トン、その他菜種113トン)と前2016年の同236万5,690トンに比べ、数 で7万5,247トン(3・2%)の増加となった。
 昨年の搾油原料は堅調な配合飼料生産やインバウンド効果による外食産業需要等から大豆に比べ割高の菜種についても前年実績を上回った。
 2017年の菜種の年間輸入金額は、各国合計で1,293億3,510万7,000円で、CIFベースでのトン当たり平均輸入単価は、5万2,984円と前年の同4万7,945円に比べトン当たり5,039円(10・5%)上昇している。
 カナダ菜種は2,000万トン超えの大豊作にも関わらず、世界的に堅調な需要を背景に、相場は高値に張り付き、大豆に比べ輸入単価は上昇している。
 2017年12月の「大豆」の輸入実績は、各国合計で18万5,654トンと、前年同月の24万8,543トンに比べ、数 で6万2,889トン、比率で25・3%の大幅な減少となった。
 昨年12月の大豆の輸入金額は、100億1,592万8,000円と、CIFベースでのトン当たり輸入単価は5万3,949円で、前年同月の5万4,426円に比べ、トン当たり477円(0・9%)下落した。
 2017年の大豆の輸入経緯は、1月が前年同月比15・6%の大幅な減少でスタートしたが、2月は1転して53・4%の急増、3月は10・4%の減少と増減を繰り返していた。4月は7・9%の増加、5月も1・9%の増加と2カ月連続で前年実績を上回った。
 6月は3カ月振りに前年実績を22・9%下回ったが、7月は13・5%の増加、8月は58・9%の大幅な増加と2カ連続で前年実績を上回った。9月は3カ月振りに25・8%減、10月は5・9%の増加、前11月も42・7%の急増となっていた。
 2017年12月単月及び年間の大豆の主要国 輸入実績と金額は次の通り。
▽中国=1,791トン(2億1,000万4,000円)、年間2万6884トン(28億 6,969万9,000円)
▽ラオス年間=20トン(410万7,000円)
▽フランス年間=18トン(166万5,000円)
▽ウクライナ年間=20トン(141万9,000円)
▽カナダ=2万3,497トン(16億5,030万9,000円)、同32万2,026ト
 ン(224億5,916万1,000円)
▽米国=16万20トン(81億2,308万4,000円)、同234万8,549トン( 1240億6,640万3,000円)
▽ブラジル年間=52万753トン(240億51万2,000円)
▽パラグアイ年間=156トン(1,139万8,000円)
▼12月合計=18万5,654トン(100億1,592万8,000円)、2017年
 間=321万8,427トン(1,734億1473万1,000円)
 


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