原料大豆粕
   3月渡し単飼・醸造用豆粕商談
  シカゴ急騰でトン1500円値上げ
 為替の円高が値上げ幅を圧縮へ
   
   製油メーカー筋は2月20日、関東地区の系統飼料メーカー向け2018年3月渡し「単飼ミール」と、味噌、醤油メーカー向けの「醸造用」大豆粕単月商談が、何れも前回2月渡しの平均決着価格からトン当たり1,500円(キロ当たり1円50銭)の値上げで決着した事を明らかにした。
  今回の値上げ決着で、国内の3月渡し「単飼ミール」向け大豆粕価格はキロ当たり65円丁度で、「醸造用」が同87円50銭で流通する事になる(大阪、名古屋地区は配送コストの関係で、単飼ミールが同64円丁度で、醸造用が同86円50銭で流 )。今回商談の環境については、国産大豆粕の指標となるシカゴ大豆ミール相場が、世界最大の大豆製品輸出国である南米アルゼンチンの干ばつを背景に、大豆の生育や収穫に影響が出るとの懸念から急騰していた。 シカゴ大豆ミール相場は、現地2月15日に、八営業日連続で上昇するなど、この一カ月の加重平均でトン当たり23ドル上昇していた。
 一方の要因である為替相場は、米国政府の輸出優先策から、円高、ドル安に誘導され、この一カ月の加重平均で3ドルの円高となった。
  今回商談の特徴については「アルゼンチンが世界最大の大豆ミール輸出国と云う事もあって、干ばつによる需給逼迫懸念から、シカゴ大豆ミール相場も急騰した。シカゴ相場だけでトン当たり2,600円の値上げ要因となった。一方の為替相場は、円高、ドル安に動き、こちらは同1,100円値下げ要因となり、差し引き同1500円の値上げ決着となった」(製油メーカー油糧販売責任者)として、為替の急激な円高が、国産大豆粕価格の値上げ幅を圧縮したと述べた。 2017年後半からの単月商談は、6月渡しでトン当たり500円の値下げ、7月渡しも同1,000円の値下げと4月以降は4カ月連続で値下げ決着となった。 8月は同1,000円の値上げに、9月は据置きで決着していたが、10月渡し商談では、3カ月振りにトン当たり2,500円の値下げで決着した。 11月は2500円の値上げで、12月渡しも同1,000円の値上げ、1月も同1,000円の値上げと、3カ月連続で値上げ決着していたが、前2月渡しは4カ月振りに同1,500円の値下げ決着となっていた。
 


 築野食品工業㈱