マレー・パーム油需給
   2月の生産量134万トンで15%減に
 在庫248万トンに減少も予想上回る
     
   MPOB(マレーシア・パームオイル・ボード)は12日、2018年2月分のマレーシア・パーム油需給統計を発表した。
 当月の原油生産量は134万2,805トンとなり、前月と比べ15・4%減となった。前年同月(125万8,539トン)との比較では6・7%増。内訳は半島部が71万331トンで前月比14・0%減、東マレーシアが63万2,474トンで同16・9%減(サバ州が39万8,155トンで同12・3%減、サラワク州が23万4,319トンで同23・7%減)。
 在庫量は原油在庫が156万1,544トンで同0・8%減。内訳は半島部が77万9,112トンで同10・8%減、東マレーシアが78万2,432トンで同11・7%増(サバ州が54万7317トンで同13・6%増、サラワク州が23万5,115トンで同7・6%増)。精製パーム油在庫は91万6,309トンで同6・2%減。半島部が56万3245トンで同2・4%減、東マレーシアが35万3,064トンで同11・6%減(サバ州が23万8,999トンで同3・5%増、サラワク州が11万4,065トンで同32・3%減)。この結果、トータル在庫 は247万7,853トンで同2・8%減となった。前年同月(145万9361トン)との比較でも69・8%の大幅増。
輸出量は131万2,295トンで前月比13・3%減、前年同月(110万7,768トン)との比較では18・5%増となった。
 減産期に入っていることから、生産量は減ったものの、一定の水準は確保。一方で、輸出 が減少したこともあって、在庫 は前月比では減少したものの、事前予想を上回る結 となった。事前予想の平均は、生産量が139・6万トン、輸出量が133・3万トン、輸入量が2・8万トン、在庫量が237・1万トンだった。
 マレーシアのパーム油相場は3月入り後、インドの輸入関税引き上げがインパクトの強い弱材料となり、軟調に転換。インドは3月1日から、パーム原油と精製パーム油の輸入関税を44%、54%にそれぞれ引き上げており、輸出需要の鈍化予測が相場を圧迫している。
 今回の需給に関しては、月末在庫が予想を上回ったことが弱材料に。さらに、当日は3月の生産 が減産期にもかかわらず、それほど減少しないのではないかとの見方も加わり、先物相場は5月きりで一時、2,350リンギまで下落した。ただ、その後、売り過剰感から持ち直し、結局、先週末比5リンギ高の2,381リンギまで戻した。FOB価格はRBDパーム油で4〜6月積み647・50ドル。中国向けの輸出が伸び悩む中、インドの輸入関税引き上げによる輸出需要減退観測は引き続き、相場を圧迫。目先は反転材料が見当たらず、当 、弱基調で推移するものとみられる。
 3月前半の輸出需要は低調。ITSによると、3月1〜10日までのマレーシア・パーム油輸出 は35万8,150トンとなり、前月同期(40万7,207トン)と比べ12・0%減。
 



  不二製油グループ本社㈱