飼 料 原 料
   2月大豆輸入23万276トン26%減
  単価5万2018円で8.1%下落
 ミール需要好調も累計8.4%減
     
     
   製油メーカー筋は3月28日、先週末に掛け終局入りしていた関東地区の配合飼料メーカー向け4〜6月渡し「大豆粕」商談が28日に決着した事を明らかにした。
 成約価格については、前回1〜3月渡しの決着価格(トン当たり5万3,500円)から平均で同3,500円(6・5%)高値の5万7,000円中心としている。
 前回商談に比べたシカゴ大豆ミール相場と為替の環境については「前回商談が終了した昨年末に比べ、シカゴ大豆ミール相は加重平均して60ドル近く上昇した。一方で、為替相場が加重平均で1米ドル=4円の円高に振れ、上げ幅を圧縮した」(製油メーカー油糧販売担当)として今回商談の大幅値上げの背景に、アルゼンチンの干ばつによる大豆生産減少懸念で、シカゴ大豆ミール相場が急騰した事を挙げた。
今回商談の特徴としては
シカゴ大豆ミール相場が期近で390ドル強に急騰した
ミールバリューが70%と前回から4〜5ポイント上昇し、商談開始が大幅に遅れた
為替が1米ドル=4円の円高に振れ、値上げ幅を3,000円近く圧縮した
輸入ミールの主力に中国が復帰している——事などが挙がっている。
 商談の経緯については、2月6日にアルゼンチンに降雨があり、シカゴ大豆ミール相場が320ドル台と前回並みに下落した時点でネゴ入りしたものの、より先安観が出て1割〜1割5分の進捗に留まった。
 その後、中国の春節(旧正月)明けの2月22日から本格化し、26日の最終週には4割まで進捗した。3月入りで5日の週までに5割強まで進捗したが、成約価格は、前回からトン当たり5,000円近く上昇していた。
 5割進捗の時点では、前回商談の決着時に比べシカゴ大豆ミール期近相場が、80ドル近く急騰した事で、トン当たり8,000円近い値上げ要因となったものの、為替の円高が上げ幅を圧縮し同,円程度の値上げ成約に留まった。
  3月第2週に入ると米国産大豆の期末在庫の増加やブラジル産大豆の生産・輸出の増加見通しから、シカゴ大豆ミール相場も軟化局 となった。
 商談が進んだ3月19日の週に掛けては、アルゼンチンの降雨が弱材料となり期近相場は同360ドル割れまで軟化し、残りの3〜4割が23日から週明けに掛けて一気に進捗した。
 菜種粕商談も30日目処に開始 適正在庫でレシオ70%目指す 製油メーカー筋は28日、国産大豆粕商談の決着を受けて商談が始まる関東地区の配合飼料メーカー向け4〜6月渡し「菜種粕」商談の見通しについて明らかにした。
 それによると、国内の菜種粕の需給環境は、1月の飼料配合率こそ4・7%と前月に比べ0・1ポイント低下したものの、同月の期末在庫が4万5,937トン(対前年同月比74・3%)と、依然として逼迫状態が続いている。
 この様な背景から大豆粕価格を指標にしたレシオは前回並みの70%を目指すとしている。
 金額ベースでは前回1〜3月渡しの平均決着価格からトン当たり3,000円程度の上昇が予想される。
 


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