飼 料 原 料
   4〜6月渡しの「菜種粕」商談
  4万700円の高値で決着へ
 需給逼迫でレシオ71.4%を維持
   
   製油メーカー筋は先週末の3月30日、関東地区の配合飼料メーカー向け4〜6月渡し「菜種粕」商談が、先行した同期の大豆粕商談の決着を受け、29〜30日に掛けて決着した事を明らかにした。
 成約価格については、前回1〜3月渡しの平均決着価格(トン当たり3万8000円)から同2700円(7・1%)〜2800円高値の4万700円中心としている。
 国産大豆価格を指標にしたレシオは、菜種粕在庫の減少を背景にした需給逼迫懸念から71・4%と、前回1〜3月の71・0%から僅か0・4ポイントではあるが上昇し、前回並みの70%台を維持した。
 今回商談の環境は、ウィニペグ穀物市場に菜種ミール相場が無いことから、国際指標がなく、国産菜種粕は、国産大豆粕を指標としており、商談は 常大豆粕商談が決着してからレシオの居所を探る事になる。
 指標となる4〜6月期の国産大豆粕商談は、アルゼンチンの乾燥天候によるシカゴ大豆ミール相場の急騰で、ミールバリューが70%と前回から4〜5ポイント上昇した事で、前回商談からトン当たり3,500円(6・5%)の大幅値上げで決着した。
 一方の菜種粕の需給環境は、1月の配合飼料生産実績で、菜種粕の配合率が4・7%と、前月から0・1ポイント低下したものの、配合飼料生産が好調な事から菜種粕需要への影響は薄く、先 農水省から発表された2月度の油糧生産実績では、菜種粕在庫が3万8062トンと、前年同月の5万1,404トンに比べ、数量で1万3,342トン(26・0%)の急減となり、需給にタイト感が出ている。
 この様な環境から4〜6月期のレシオは71・4%と、製油メーカー予想の70%台超を維持する事になった。
 国内の飼料用菜種粕商談は、前回1〜3月渡し商談でもトン当たり2,000円(5・6%)の値上げで決着しており、適正需給環境から2・四半期連続での値上げ商談となった。
 肥料用菜種粕商談2,700円の上昇別国産飼料用中心で不足は輸入別製油メーカー筋は同日、肥料用菜種粕商談の決着を受けて行われていた関東地区の肥料メーカー向け4〜6月渡し「菜種粕」商談が、前回1〜3月渡しの平均決着価格(4万5,200円)からトン当たり2,700円(6・0%)値上げの同4万7,900円で決着した事を明らかにした。
 肥料用菜種粕の需給環境は、4〜6月が施肥シーズンではない事から、当期は飼料需要中心になった。肥料向けは飼料用に比べ割高な事で、不足分は割安な輸入ミールに依存している。
 因に本年2月分の菜種ミールの輸入 は、安価なインド産を中心に930トン(前年比32%)だった。輸入ミールは毎月1,000トン程度が輸入されている。
 



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