原 料 ゴ マ
   搾油用ミックス3月全般横ばい  
  中国輸入増え港湾在庫増加
 東アフリカの作付け拡大見通し
   
   搾油用ミックスゴマ相場は2〜3月と細かい上げ下げを繰り返すも全 は横ばいで推移。1月に一時、トン当たりC&F1,400ドル超えまで上昇した後は、中国の動きが鈍化していることなどを背景に、3月までは1,350ドル前後で落ち着いている。中国の港湾在庫が先月段階で15万トン程度まで積み上がっていた模様で、この在庫増で買いが一服しているものとみられる。
 今後は中国の動向とともに、東アフリカの作付けが焦点となってくる。今のところ、作付けは拡大するとの見方が大勢となっており、予想 り増産となれば、相場の上値を抑える材料となることは間違いない。
 ナイジェリア、ブルキナファソなど西アフリカの減産が表 化したことを受けて、相場は昨秋以降やや上昇し、1,350ドル前後で越年。西アフリカの両国とも価格が上がったメイズの作付が増えたものとみられ、ナイジェリアは16年の22万〜23万トン、ブルキナファソは約14万トンから、いずれも1割ほど減産したとみられている。
 年明け後は一時、1,400ドルまで値上がり。これについては明確な要因は不透明ながら、旧正月見合いで中国が買いに入ったことを理由付けにしている。ただ、その後は中国の動きが落ち着いたことから、相場は再び1,350ドル前後に戻している。2〜3月については、レンジ内での値動きで、3月末段階まで「ほぼ横ばいでの推移」(トレーダー筋)となっている。
 相場に対して大きな影響を与える中国の動向については、旧正月向け需要を眺めて、昨年10〜12月に西アフリカから買い付けたものが今年の1〜2月に入港。同国のゴマ輸入 は1月が約11万トン、2月が12万トン半ばとなっており、高水準の輸入実績となっている。1〜2月累計では23・7万トンとなり、前年同期(15・2万トン)と比べ46%の大幅増となっている。結 、先月段階で同国の港湾在庫は15万トン程度まで積み上がったとされ、この在庫増が2〜3月における中国の買いを鈍らせ、相場が保合いで推移した要因とされている。
 供給面では今後、東アフリカの生産動向が一つのポイントとなる。3月後半段階で、タンザニア、モザンビークの作付けは増加するとの見方が大勢。これは、インドが昨年、いわゆる雑豆の輸入を規制し、タンザニアやモザンビーク国内の雑豆の相場が下がったことによる。「雑豆価格の下落を嫌った両国の農民がゴマの作付けを増やしているとみられ、生産 は前年から三割ほど増加するのではないか」(同)と期待されている。 
 東アフリカの増産が明確になった段階で、供給 では弱材料視されることは確実。
一方で、4月は西アフリカ産が終わり、東アフリカ産が出てくるまでの端境期となることから、大きく相場がダウンすることは想定されていない。 
 一方で、「サプライヤー側は中国の買いで相場が上がることを期待している」(同)とされ、当然ながら今後の中国の動きにも注視が必要。1〜2月の輸入 から見ても、中国の需要は堅調で、年間70万〜80万トンの輸入となれば、織り込み済みとはいえ、相場を支える要因となる。
 



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