原料動向 
   シカゴ大豆は米中貿易摩擦に左右
   カナダ菜種の高止まり続く
 マレー・パーム油弱基調で推移
   
   原料相場はこの一週間、米中貿易摩擦への懸念でシカゴ大豆はやや値下がり。アルゼンチンの供給懸念で一日に一時、406ドルまで急伸した大豆ミールも若干の軟化、大豆油はほぼ横ばいで推移した。カナダ菜種は、新穀の作付 積に対する懸念が下支え要因となり、大豆安につられながらも高止まり。マレーシア・パーム油は4月の低調な輸出需要を受けて、先物市場は引き続き2300リンギ台と安値圏で推移している。
 日本のGW(ゴールデンウィーク)中の海外原料相場は、総じて4月からの流れを引き継ぎ、5月第1週に大きな変化は生じなかった。現地1日のシカゴ大豆相場は7月きりで1053・75セント。乾燥天候によるアルゼンチンの供給懸念を背景とした大豆ミール高が支援した。この日の大豆ミールは7月きりで1時、406ドルまで急伸し、終値は404・40ドル。大豆油は同30・33セントで引けた。
 2〜4日は、ここ1カ月ほどその成り行きが注目されている米中貿易摩擦を材料に上げ下げ。2日は、ブラジルの潤沢な供給や中国の米国産大豆に対する需要懸念が広がって、シカゴ大豆は1043・00セントに反落。逆に3日は、米中の 商協議の結 についての楽観的な見方が地合いを押し上げ、反発。1053・25セントに戻した。ただ、4日は再び、米中貿易摩擦に関して失望感が広がり、1036・75セントに下落した。大豆ミールは、1日に急伸した反動もあって2〜4日と続落。4日の終値は393・7ドルで引けた。大豆油は23日は続伸、4日は反落し、30・77セントで引けている。
 カナダ菜種は売り買い交錯の中、依然として高止まり。タイトな需給の旧穀7月きりが売られる一方で、新穀11月きりは、4月末にカナダ統計局が発表した作付意向 積が市場の予想を下回ったことから、全 に買われた。1日のウィニペグ先物市場は7月きりが530・10ドル、11月きりが517・20ドルだったが、4日は7月きり527・10ドル、11月きりは520・00ドルで引けた。
 マレーシア・パーム油は引き続き、弱基調で推移。4月の輸出需要が前月を下回ったことが弱材料となり、4月27日の先物相場は7月きりで2362リンギに下落した。1日はメーデーで休場、2日は小反発したものの、3日は再び、輸出需要の伸び悩みが材料視され反落、1時、1年超ぶりの安値をつけ、7月きりは2,332リンギまで値を下げた。4日も1時、2324リンギまで下落。2016年8月以来の安値を付けた。ただ、その後は下げ過ぎ感からの買いも戻しと在庫減少見通しが支援し、2,340リンギまで戻した。
 GW期間中は、これまでの流れに大きな変化はなく、シカゴ大豆、カナダ菜種は高止まり。マレーシア・パーム油は弱地合いのまま推移した。1方で今週は現地10日に米農務省の需給報告、さらに、MPOBのマレーシア・パーム油需給統計発表を控える。米農務省の5月需給報告では、2018/19年度の需給見 しが初めて発表される。先の作付意向 積では、過去最高まで拡大するとの事前予想に反して、前年も下回る8,898万エーカーが示され、相場を下支え。その作付面積を反映した生産予想とともに、新穀の期末在庫見通しに注目が集まる。
 



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