マーガリン工業会が記者会見
 安全・安心最優先、各社連携で
   
   日本マーガリン工業会(東京都中央区・郡昭夫会長)は16日、定時総会後に記者会見を開催し、平成30年度の事業計画などについて説明した。
 会見には、郡昭夫会長(ADEKA社長)、小林明治新副会長(日油社長)、大森達司副会長(不二製油社長)、吉村直樹副会長(マリンフード社長)、岩垂肇専務理事が出席した。
 はじめに、工業会を取り巻く内外環境について、岩垂専務理事が「平成30年度のわが国経済は、政府経済見 通しによると、少子高齢化という最大の壁に立ち向かうため、『生産革命』と『人づくり革命』を車の両輪として取り組みを進めていく中で、海外経済回復の中、雇用・所得環境の改善が続き、消費や設備投資など民需を中心に景気回復が見込まれている。一方で、先行きリスクとして、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響等を挙げている。とくに、各国の経済政策が世界経済に与える影響について注視する必要がある」との認識を示した。
 さらに、岩垂専務は「本年度は、TPP11協定や日EU・EPA交渉の結 を踏まえた動きや昨年一年間かけて検討した遺伝子組み換え表示制度の動き等の食品表示に関する動きなど、食品業界としても関心の高い事項である。また、食用加工油脂は原料の海外依存度が高い上、消費者の購買行動に影響する景気動向や為替動向も変化するなど、経営環境も不安定な状況にあると考えられる。また、食品中の健康への影響が懸念される物質に対する海外での規制強化など、食用加工油脂をめぐる状況には厳しいものがある」とした上で、「このような情勢にあって、日本マーガリン工業会は食用加工油脂の業界団体として、安全・安心を最優先に、実需者の要望に応える良品質な製品開発等に積極的に対応し、会員各社の連携によって工業会の運営にあたっていく」と強調した。
 日本マーガリン工業会は16日に開催した定時総会で、次のとおり各委員会の委員長を決めた。
▽業務用PR委員会=山本章博(カネカFoods & Agris Solutions Vehicle技術統括部製品企画グループリーダー)▽家庭用PR委員会=中原秀之(明治乳食品営業部マーケティング1グループ長)▽
▽資材委員会=木村孝(不二製油事業統括部門部門長付)
▽技術委員会=池田憲司(ADEKA執行役員食品開発研究所長)
▽財務委員会=志賀洋二(ADEKA執行役員財務・経理部長)
▽特別委員会=榎潤(カネカ常務執行役員Foods & Agris Solutions Vehicle事業部長)。



  日本油脂検査協会