愛知油脂卸協同組合
   植物油協会が総会開催
  懇親会で久野副会長が乾杯挨拶
 植物油の価値高め持続的発展を
   
   愛知油脂卸協同組合は23日、名古屋市・名駅のザグランクレールで「平成30年度 常総会」を開催した。当日は、任期満了に伴う役員改選で太田健介理事長(太田油脂社長)、佐橋毅勇副理事長(徳万商事社長)を再任した。総会ではこのほか、平成29年度事業報告並びに決算、平成30年度事業計画並びに予算案を可決承認した。
 総会後には、製販懇談会が開かれ、日清オイリオグループ中部支店の倉田久也業務用課長が「今 の油脂事情について」――をテーマに大豆、菜種、パーム油、オリーブオイルなど直近の原料動向を報告。また、竹本油脂の角田龍一執行役員第一事業部長が「今 の胡麻事情」――をテーマに、世界的なゴマの需給動向を説明するとともに、タンザニアなど生産国で同社が行った現地視察の模様なども報告した。
  この後、懇親会に移り、太田理事長が「世界は米国のトップの強いリーダーシップによって、経済も大きく揺れ動いている。国内市場は超高齢化に向けて健康市場が拡大しており、インターネット販売は当たり前の社会インフラとなった。かたや物流費、人件費は収益を圧迫し、今後の舵取りが非常に難しくなってきている。しかし、この愛知県はインバウンド需要、名古屋駅前再開発、そしてリニアモーターカーの開 と、今後の明るい話題はビジネスチャンスでもある。こうした中、今年度は問屋のスキルアップを目的に、全国油脂販売業者連合会と当組合の次世代が連携して勉強会を開催する。私たちのスキルを向上し、ビジネスチャンスを掴んでいく。引いては油脂の価値向上を目指した活動を行っていきたいと思っている。メーカー、会員の皆さまにおかれては、一層の強い絆とご指導をお願いしたい」と挨拶した。 
 来賓あいさつでは、はじめに全国油脂販売業者連合会の宇田川公喜会長(宇田川商店社長)が「昨日は日本植物油協会の総会があり、懇親会に出席したが、八馬新会長は持続可能な業界にしたい、久野新副会長は価値に見合った価格形成、新妻副会長はフェアプレーで、というお話しだった。日大のアメフトの問題が話題になっているが、がっちりとぶつかると、下に向いてしまう業界である。価値に見合った販売をしていきたいと思っている。先ほど、太田理事長からもお話しがあったが、勉強会は6月14日に東京、愛知では7月25日に開催する。会員各社、メーカー、業界関係者の皆さまのご協力をお願いしたい」と述べた。
 引き続き、日清オイリオグループ中部支店の長岡宏理事支店長が「連休が明けて、各社の決算発表があり、当社も発表させていただいたが、反省すべき点の一番は、汎用油の適正な価格を目指したものの、是正が計画 りにいかなかったことである。太田理事長は一貫して油の価値を高めるという話しをされているし、それは弊社も他社も一緒であると思う。ゴマ油やオリーブオイルが伸びていることは確かだが、土台となっている汎用油において、コストに見合った販売をしなければ、いくらプレミアムオイルを拡販しても追い付かないということを昨年、身に染みたわけである。輸入原料を使用していることから、相場に左右され、一喜一憂してしまうが、(現状)多少は良くなってきているが、私自身としては、とくに前下期に苦しい思いをしたということを忘れずに今も仕事をしている。下期に向かって、大豆が再び上昇傾向にあることなど(原料動向は)先行き不透明である。こうしたことを考慮して、いまやるべき仕事の中に、先の商売で苦労しないよう、しっかりと適正価格で販売し、市場を形成していきたいと思っている。とにかく、油の価値を高めていくことに、皆さまと心を一つにしてがんばっていきたい」と、賛助会員を代表して祝辞を述べた。
 この後、Jーオイルミルズ名古屋支店の小野繁支店長が乾杯の挨拶を行い、懇親の場に。最後は佐橋毅勇副理事長の油締めで締めくくった。
 


  日本植物油協会