日清オイリオグループ㈱
   松浦財務部長が決算概要報告
 加工油脂堅調も油脂・油糧減益

   
   日清オイリオグループ㈱(東京都中央区・久野貴久社長)は21日、本社で「2017年度決算説明会」を開催した。当日は次のとおり、松浦謙司財務部長が17年度決算の概要を報告した。
 17年度の連結業績は売上高3379億9,800万円で前期比4・0%増、営業利益91億200万円で同11・1%減、経常利益92億7,600万円で同10・2%減、当期純利益69億3,000万円で同8・5%減。売上高の増加は、国内の油脂の販売増、また、パーム油相場の上昇によるISFの売上げが増加したことなどが寄与。一方で、主に菜種の価格上昇によるコスト増を吸収することができなかったことから、各段階の利益が減少した。
 営業利益は91億円で前期と比べ11・5億円の減益。増減要因については、油脂・油糧および加工食品で16・5億円の減益。内訳は、販売数 の増加(付加価値カテゴリー、中食・外食向けの拡販など)で12・5億円の増益。原料相場の変動影響(コスト増)など単価の変動(販売、原価)で31・5億円の減益、販管費・その他で1・5億円の増益、子会社利益の増減で1・0億円の増益。加工油脂は4億円の増益。内訳は国内加工油脂で1・5億円の増益、海外加工油脂で2・5億円の増益。国内は大東カカオのチョコレート製品、T&Cの日本向け製菓原料(調製品)が好調に推移。海外はISF社における欧州向け付加価値製品の販売が好調を継続している。ファインケミカルは1・0億円の増益、国内向け化粧品原料、中国販売子会社が好調に推移。
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油脂・油糧および加工食品の状況
売上高932億円で同6・3%増、営業利益46億円で同9・3%増。国内は、チョコレート製品および製菓原料(調製品)が好調に推移。海外はパーム油相場が高値圏で推移する影響を受ける中、欧州向けを中心とした付加価値品の販売が好調を維持。販売構成比は海外が62%、国内が38%。内訳は、国内がマーガリン・ショートニング17%、チョコレート用油脂5%、チョコレート製品45%、製菓原料(調製品)33%。海外は欧州向けが40%、マレーシア国内が42%、その他の地域が18%。
セグメント利益への影響は、国内の加工油脂製品が2・0億円の減益要因、チョコレート製品が2・0億円の増益要因、製菓原料等(調製品)が1・5億円の増益要因で差し引き1・5億円の増益要因。海外はパーム加工品で2・5億円の増益要因。トータル4億円の増益。
ファインケミカルの状況
  売上高180億円で同7・1%増、営業利益14億円で同8・4%増。化粧品原料は国内主要取引先向けが好調、海外は韓国・欧州向けが減少。MCTは高価格品の販売が好調。上海国際貿易の業績も好調に推移。販売構成比は化粧品原料が38%、化成品が33%、食品・化学品・その他が29%。地域 では日本国内が70%、アジアが11%、欧州が15%、米州・その他が4%。 
セグメント利益への影響は、化粧品原料が0・5億円の増益要因、化成品、食品・化学品その他が増減なし、連結調整で0・5億円の増益要因で差し引き1億円の増益。
付加価値カテゴリーの利益状況
付加価値カテゴリーの利益推移は、2013年度を100とすると、14年度101、15年度110、16年度122、17年度130。17年度実績について、連結利益に占める付加価値品の割合は汎用品他が51%(前期56%)、油脂・油糧および加工食品の付加価値品が19%(同18%)、加工油脂の付加価値品が20%(同17%)、ファインケミカルの付加価値品が10%(同9%)。ホームユースの利益に占める付加価値品の割合は、汎用品他が34%(同38%)、付加価値品が66%(同62%)。
 

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