中国農業展望会議
  '27年までの農畜水産物需給展望
 豚肉と乳製品の生産見通し示す
   中国農業農村部は4月、北京市で中国農業展望大会を開催し、今後10年間の農業を展望する「中国農業展望報告2018/2027年」(概要)を発表した。同大会は、2014年から毎年開催されているもの。
  展望概要では、2027年までの農畜水産物の生産量や消費量の見通しが示されている。豚肉と牛乳乳製品については次のとおり。
〈豚肉〉227年の豚肉の生産量および消費量は、2017年比でそれぞれ14・4%増の6110万トン、12・7%増の6,155万トンと見込まれている。生産面では、2020年台後半には、年間出荷頭数500頭以上の生産者の出荷頭数が全体の6割以上を占めるとしている。また、政府が環境対策として飼養禁止区域を設けたことなどから、養豚生産者の地域分布がすでに大きく変わりつつあり、特に東北三省(黒竜江省、吉林省、遼寧省)と内モンゴル自治区の供給能力が急速に上昇しているという。豚肉価格は当面、低下傾向で推移し、2020年ごろに底を打ち、上昇に転じるとしている。豚肉流通に占める冷蔵の割合は、2024年以降に5割を超える(現在は2割程度)と見込む。
〈牛乳乳製品〉2027年の牛乳乳製品の生産量および消費量は、2017年比でそれぞれ19・8%増の4380万トン、25・1%増の6,361万トンと見込んでいる。生産面では、大規模経営
(100頭以上飼養)の生産量に占める割合が現在の6割から、2027年には8割以上になると見ている。消費面では、コールドチェーンの発達によって冷蔵牛乳の販売量が増加するものの、当面は常温品(LL牛乳)が主流であり続けると見込んでいる。なお、現時点では、牛乳の販売量の四分の三以上を常温品が占めているとしている。
 


  全国油脂販売業者連合会