2018年通関
    6月の菜種輸入量15万5,607トン35%減
   単価5万3,933円前年比5%高
  累計輸入量 は115万 強8%減に

     
   関東地区の大豆油・菜種油業務用斗缶市場は、7月入り後も中心相場は横ばいで推移。シカゴ大豆が急落する中、ユーザーや流通側からの値下げ圧力が強まるも、「斗缶 に関しては製油各社が踏ん張っており、今のところ値崩れする気配は見られない」(問屋筋)という。4~6月は大豆ミール高もあって、各社の収益は改善したものと見られるが、昨年来から進めた価格是正が目標値に届かなかったのも事実。ここにきてカナダ菜種も軟化気味だが、少なくとも上期のコストは厳しく、油価を下げられる環境にはない。前期の大幅減益からの回復を たすためにも、家庭用、加工用を含め、油価の維持が求められている。
 原料事情が好転していることは間違いない。米中貿易戦争による中国の米国大豆の需要減退観測でシカゴ大豆は急落。6月上旬に10ドルを割り込んだ相場は、現状、11月きりで8ドル台半ばまで値を落としている。マレーシア・パーム油も先物は2100リンギ台と3年ぶりの安値圏で推移している。カナダ菜種については、大豆安につられ500カナダドルを割り込んだものの、水準的にはなお高く、搾油採算は依然として厳しい状況が続いている。
 4~6月のミール高、7~9月に関しても4~6月との比較では上げ幅が縮小したものの、ミール価格の上昇が製油側の搾油コスト改善につながっているのは間違いない。一方で、価格改定の未達が前期の減益決算に直結したことは確かで、「物流費の高騰、資材コストの値上がりが続く中にあって、現段階で油価を下げる余地はまったくない」(製油筋)と強調している。
 とくに、菜種については先物相場が下がったとはいえ、なお高値水準に 置。少なくとも上期の搾油分は高コストの菜種となっており、製油側では「今後も価格維持に努める」(同)との方針を改めて明らかにしている。
 シカゴ大豆の大幅下落で、表面的には「わかりやすい」(流通筋)下げ材料となっていることも確かだが、取り巻く内外環境、前期からの収益回復というバランスの中では、決して楽観できる状況にない。各社とも油価の維持に取り組む姿勢を明確にしている。
6月JAS格付前年比4.3%減
業務用は3万3986 で1.6%増に

 日本油脂検査協会は20日、今年6月分の食用植物油JAS格付実績を発表した。   それによると、合計で10万9,349トンとなり、前年同月と比べ4・3%減となった。用途 では、家庭用が2万4,424トンで同10・9%減、業務用は3万3,986トンで同1・6%増、加工用は5万939トンで同4・8%減。
 この結果、今期4~6月累計の格付実績は、家庭用が7万1549トンで前年同期比5・2%減、業務用が10万4,711トンで同5・2%増、加工用が15万8,820トンで同0・6%増となった。トータルでは、33万5,080トンで同0・7%増で推移している。
 


日加菜種予備協議会