J-オイルミルズ
 
    夏季懇親会で八馬史尚社長挨拶  
  課題解決し価値創造企業に
 近藤専務「値上げの理解に注力を」
         
   Jーオイルミルズ(東京都中央区・八馬史尚社長)は30日、東京・千代田区永田町の「春秋 溜池山王店」で業界紙記者団との夏季懇親会を開催した。
 当日は、代表取締役社長の八馬史尚氏以下、取締役兼専務執行役員の近藤邦彦氏、取締役兼執行役員の立見健一氏、常務執行役員の服部広氏、常務執行役員の内山明浩氏が出席した。
冒頭あいさつに立った八馬社長は、この夏の酷暑や台風の襲来の多さから気象 の大きな変化があったことに触れ、さらに米中の貿易問題など、これまで考えもしないような出来事が起こり、こうした変化を想定して対処していくことが重要だと前置きして、要旨、次のように語った。
 「第1四半期は利益 で大きな改善ができた。これは昨年来、進めてきたもので、価格改定の取り組みがようやく実ってきたからだ。主に大豆とミールの原料価格が改善の大きな要因井なっている。一方で、菜種は厳しいところがあり、この先についてもまだまだ不透明な状況にある。またイートについて1昨年の水準に戻したが、この水準がさらに上を目指していくのかというところだ。その上でも今回の中計では付加価値化に全体で取組んでおり。まだまだ成 としてはこれからだが、今年も下期に向けてしっかりと取組んでいきたい。テーブルにある家庭用の新商品『オリーブオイルエクストラバージン』と『花淑油』もそうだが、最初からホームランというわけにはいかないが、さまざまなトライをして、トライ&トライということを繰り返していく中で、お客様に認めていただける価値を造れる会社を目指していきたい」と語った。
 中でも価格改定については「昨年の価格改定で改めて感じたが、小売りの世界ではドラックストアが大きく伸びている中で従来の 販店との競争関係だったり、それに加えてイーシーが伸びてきたり、流 が目まぐるしく変化していることで販売店も非常に厳しいという話を聞いている。そうしたお客様にとって我々の商品がきちんと利益に貢献できるよう価格のコントロールと同時に技術開発にしっかりと取組んでいきたい。業務用も同様で需要家様においては人件費の高騰、物流費上昇の課題に直 しており、そうしたころに我々はどのような技術で貢献していくのか。その1つが『長調得徳』のような油の切替えの頻度を減らすことによって人件費上昇に対しメリットがあると感じていただけるだろうし、『JーOILPRO』のような商品で人件費高騰あるいはプロの不足にも対応できるのではないかと考えている。お客様の声に耳を傾けながら進めていきたい」と豊富を語った。
 さらに社長に就任して丸三年を経過したことを振り返りながら「まだまだ油の産業は装置産業だが、これから先の事業環境、特に国内においては少子高齢化に伴う市場の縮小を考えると、そこに安住することなく、お客様基点の価値創造業ということに重点を移していきながらビジネスに取組んでいきことが重要だ。第1四半期の利益は改善したが重 についてはマイナス要因で、これは価格を優先して取組んできた結果だ。それを踏まえてしっかりとお客様に貢献していきたい」と意気込みを示した。
 続いて取締役兼専務執行役員の近藤氏が乾杯の音頭を取る前に「昨年の夏季懇親会と年末懇親会で善当専務から値上げが急務という話が出たと思うが、残念ながら当初予定していた額までは届かなかった。米中貿易摩擦や豚コレラの発生で不確実な事業環境の中で、我々はまだ波高しという状況だ。西日本の豪雨により鉄道輸送はトラック輸送に戻っており人手不足と輸送コストが上昇している。安定的に商品を供給するためにも値上げに理解を得るよう引き続き価格にこだわっていきたい」と語った。
 


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